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第1回「Place M Film Festival」

 

Place M Film Festival 2019 閉幕のご挨拶と総評

閉幕のご挨拶

Place M Film Festival 2019が、12/25で閉幕致しました。
写真ギャラリーPlace M での第1回目の映画祭でしたが、おかげさまで、盛況のうちに全プログラムを終了することが出来ました。
改めて、心より御礼を申し上げます。
10日間の会期を通して、予想以上の反響がありました。
刺激を受けた、映像作品を作ってみたくなったなど様々なご意見をいただき、たいへん嬉しく思います。
皆様から頂いたフィードバックを活かし、一層充実したプログラムを次回もご提供出来ればと思っております。
今後とも、Place M、そしてPlace M Filmを何卒よろしくお願いします。

2020年1月2日
Place M Film Festival プログラマー 佐藤優香

総評

写真ギャラリーとして、PlaceMは30余年活動して来ました。
写真の作成と発表の場で、新たな写真の実験の場でもあります。
この度、Film festivalとして初めての試みとして、映像の上映会を開催しました。
多くの映像作家のご賛同とご協力を得て、さまざまな作品を上映することができました。
また、コンペティション部門では50点あまりの作品が寄せられ、内10点の作品を上映しましたが、多くの反響があり驚いております。

招待作家の萩原朔美氏や写真家の山崎博氏はじめ、若い作家のみなさんも参加いただきました。
20分ほどの尺の中にもそれぞれの個性がみなぎる力作ばかりでした。
また、太田曜氏とアナログメディア研究会のご協力による、16mm映写機の上映では、真に迫る映画のメカニズムを目の当たりにし、その体験は感動的で僕ら写真家の記憶にずっと残ることでしょう。

特に印象深いのは、磯部真也氏の『For rest』とヘイミッシュ・キャンベル氏の『父とその父と、僕』でした。
『For rest』は5年の歳月を20分ほどに圧縮された作品で、全ては自然に戻ってゆく姿をドキドキしながら見て、深い感銘を受けました。
また、『父とその父と、僕』では、父の父が残した62年前の12枚の写真を巡る旅で、父との対話を通して、時代を遡りながら自らのアイデンティティに切り込む姿は感動的であった。
この60分の作品には、続きがあるとのことで期待を持って待ちたいと思います。

コンペティション部門で、最優秀賞に選ばれた中川究矢氏の『カマキリの夜』は、人間の生々しさと滑稽さが入り交じる力作で、笑いを誘うような作品でもあるが、人間の内なる闇が垣間見えるリアリティーが随所に滲んでいます。
特別賞の宮川真一氏の『さよならは私が覗く』は、I love film と思えるほど、8mmフィルムに拘り続け、自身自体が流れる1コマ1コマとなって生きている感じで素晴らしい。

今後も写真と映像を巡る物語を、我々の手で創造して行きたいと思います。
PlaceM Film festival は、第2回も開催する予定です。みなさんのご尽力、ご協力を承りたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

2020年1月2日
PlaceM 瀬戸正人

公募部門 最終審査結果発表!

Place M Fiil Festival 2019 公募部門では、52作品の応募の中から10作品がノミネートされ、会期中に上映されました。
受賞作品は以下の通り決定しました。


大賞
『カマキリの夜』中川究矢/デジタル/22分/2018
特別賞
『さよならは私が覗く』宮川真一/8ミリ(デジタル版)/12分/2018

2019_Winner
 
2019_Nomination
 

上映時間変更のお知らせ

12/20 (金) 19:00~ 須田一政特集の上映時間変更についてのお知らせです。
ドキュメンタリー『写真家・須田一政』の上映時間が、50分に変更になりました。皆さまのご来場をお待ちしております。

 

ご入場に関してのお知らせ

●上映開始1時間前から、3階ギャラリー前にてチケットを販売します。
●上映開始の30分前に整理番号順にご入場いただき、自由席となります(入替制)。
ご入場まで、同ビル2階のRED Photo Galleryでお待ちいただけます。
●プログラムによっては、満席となる可能性がございます。
満席になりましたら入場をお断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。

 

公募ノミネート作品プログラム

公募ノミネートプログラムPDF

L-1 コンペティション1 12/21(土) 15:00〜

『太宰橋』今尾偲/20分
『ひかりのいと』高野美奈子/13分
『さよならは私が覗く』宮川真一/12分
『蜃気楼』山岸信行/20分
『多日想果』大門 嵩/19分

L-2 コンペティション2 12/22(日) 15:00〜

『理解できないことを理解する』橋本祥吾/19分
『納涼アニメ電球烏賊祭』にいやなおゆき/6分
『カマキリの夜』中川究矢/22分
『A.I. generator』渡部彩子/12分
『Danses de travers』小田浩之/23分

 

公募ノミネート作品決定!

『太宰橋』今尾偲/20分
『ひかりのいと』高野美奈子/13分
『さよならは私が覗く』宮川真一/12分
『蜃気楼』山岸信行/20分
『多日想果』大門 嵩/19分
『理解できないことを理解する』橋本祥吾/19分
『納涼アニメ電球烏賊祭』にいやなおゆき/6分
『カマキリの夜』中川究矢/22分
『A.I. generator』渡部彩子/12分
『Danses de travers』小田浩之/23分

 

Place M Film Festival 2019 プログラム

プログラムPDF

 

作品募集要項

第1回 「Place M Film Festival」を、2019/12/16~12/25に開催します。
一般公募として、映像作品を募集しますので、ぜひ、ご応募ください。

応募方法

募集期間

2019/9/1〜11/30

応募要項
  1. 日本在住の作家

  2. 制作年月は問いません

  3. 作品は作者または応募者が著作権を有しているものに限ります。
    また、いかなる場合でも作品の使用に際して発生したトラブルや
    損害などについては、当ギャラリーでは一切責任を負いません。

  4. 上映時間は20分程度を上限とし、
    応募作品の形態はデジタルのみとさせていただきます。

応募方法

以下の情報をメールにて送信ください。

  1. 題名

  2. 作者名

  3. 上映時間

  4. オンラインアドレス

    Vimeo・You Tube・その他

    ※パスワードがある場合は、必ず記載してください。

  5. 作者連絡先

    電話・email

  6. 作品解説

    200字程度

出品料

無料

審査

結果は、厳正な審査のうえ、

2019年12月初旬までにHPにて発表します。
審査を通過した作品は、Place M Film Festivalにて上映されます。

授賞 映像施設レンタル2020年末まで3回分の使用権利
お申込み・お問合せ

placemfilm@gmail.com
090-1553-8163
担当:瀬戸、佐藤